＊指輪の言い伝え＊ この指輪は、かつて中央アジアの高原地帯に存在した王国において、"選ばれし者"として名を震わせていた者の波動が込められた指輪として知られています。 選ばれし者とは、王でもなく宗教者でもなく、導く者として部族を束ね、戦も交渉も操る支配者"アル・ヴァール"という人物。 アル・ヴァールは幼少より不思議な感性とカリスマを持っていましたが、国を統べる者になるには、それだけでは叶わぬ現実がありました。 内乱、部族間の軋轢、裏切りなど…。 そんな時、彼の父から遺されたのが1つの指輪でした。 指輪を嵌めてから周囲の者は自然と頭を垂れ、心の中に彼を従うべき者として認識するようになりました。 言葉は短くとも雄弁で、視線ひとつで空気が変わるような独特な雰囲気を放っていました。敵は膝をつき、彼の放つ言葉には真実の重みが伴っていたといいます。 政治はもちろん、経済、文化にも影響を及ぼし、民は口を揃えて「アル・ヴァールに従えば道が拓ける」と話していました。 そして、最期まで国の情勢を一度も敗北に導くことなく、姿を消したと伝えられています。 ＊指輪の出所＊ 近年になり、水質調査隊の隊員らがこの高原地帯を調査していた時、かつて存在したその王国と近しい場所から、石箱に閉ざされたマリンブルーの指輪を発見しました。 指輪の透明石は、光の加減によって深海のような青を湛え、時に夜明け前の星々の残光のように輝いていました。その不気味さ故に、これを都市部の呪物家に調べてもらったところ、選ばれし者の波動が込められている可能性があることを発見しました。複数の呪物家によって、その波動を低減させないように丁寧に再生させられ、今現在の姿へと至ります。 ＊指輪に込められた選ばれし者の波動＊ ⚫︎組織・集団における影響力の掌握 組織内での自然な影響力が増し、責任ある立場を任されやすくなる。 ⚫︎カリスマ性の向上 無理に求めなくとも付いてくる人が現れ、信頼や支持が強固なものになる。 ⚫︎対人運の好転 評価者や重要人物との距離が縮まり、好印象を持たれやすくなる。 ⚫︎直感力・危機回避能力の強化 判断ミスやトラブルの種を事前に察知し、最善の選択肢を選べるようになる。 現代においてリーダーとしての器を求められる者、 自己の使命に向かって突き進む者、そんなあなたの中に眠る真の力を解き放つ、導きの指輪です。